帰省先での子どもの誤飲事故に注意しましょう!
2024年12月17日
年末年始は小さい子どもを連れて祖父母宅などに帰省する機会が多くなります。中毒110番では、祖父母宅で起きた5歳以下の子どもの事故についての相談を年間300件程度受けています。
祖父母宅には、子どもにとって普段見慣れない、興味を引かれるものがいろいろあります。また、普段大人だけで暮らしている家庭では、誤飲対策が十分に取られておらず、思わぬ事故が起きることがあります。中毒110番では、祖父母などが服用している薬の誤飲の相談が多く、特に血圧降下薬、糖尿病用薬、催眠鎮静薬などは、子どもにとって少量でも危険な場合があり注意が必要です。
5歳以下の子どもの祖父母宅での事故 相談の多い製品(2019~2023年、のべ1,624件)
製品 | 件数に占める割合 |
---|---|
医薬品 | 39% |
たばこ | 8% |
家庭用殺虫剤 | 7% |
洗浄剤 | 5% |
化粧品 | 5% |
芳香剤 | 5% |
ボタン電池・乾電池 | 3% |
●事故防止のために以下の点に注意しましょう
・帰省する側は、子どもは身の回りにあるものを何でも口に入れること、特に薬は危険であることを祖父母や親戚に事前に伝えましょう。
・子どもを迎える側は、誤飲する危険があるものを子どもから見えない場所、またはイスや台を使っても届かない場所に保管しましょう。床に置いたホウ酸団子などは一時的に片付けましょう。
・子どもの前で、薬を服用しないようにしましょう。
・子どもの滞在中は、周囲の大人が子どもの行動に気を配り、目を離さないようにしましょう。
・子どもを迎える側は、誤飲する危険があるものを子どもから見えない場所、またはイスや台を使っても届かない場所に保管しましょう。床に置いたホウ酸団子などは一時的に片付けましょう。
・子どもの前で、薬を服用しないようにしましょう。
・子どもの滞在中は、周囲の大人が子どもの行動に気を配り、目を離さないようにしましょう。
詳細については、下記PDFファイルをご参照ください。