公益財団法人日本中毒情報センター(JPIC)の「中毒110番」は、35年以上にわたり100万件以上の急性中毒事故のデータを蓄積してきました。この経験をもとに「中毒110番」では独自の資料を整備し、活用しています。
本書はJPIC独自の資料の一部を書籍にまとめたもので、製品群ごとに起こりやすい事故と健康被害を簡潔に記載し、「まず何を確認し、どのように考えて対応を始めればよいか」という初期対応のポイントを分かりやすく示しました。中毒対応にかかわる可能性がある、すべての医療関係者に役立つ実用書です。
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◆第1巻 家庭用品編 既刊(2016年9月発刊)
生活の中でもっとも起こりやすいのは家庭用品による事故です。応急手当や受診の必要性について的確に判断するためのポイントを示しました。
対象:医療機関(特に小児科や内科、救急)、かかりつけ薬局、介護現場など
項目:家庭用品で問い合わせの多い製品群100項目
内容:概要、初期対応のための確認事項、初期対応のポイント、解説(製品について、事故の発生状況、毒性、中毒学的薬理作用、症状、処置、治療上の注意点、体内動態)
◆第2巻 医薬品・自然毒編 出版準備中(2024年発刊予定)
医薬品や自然毒は、古くから中毒の原因としてよく知られているものが多い領域です。既刊の2冊同様、事故の発生状況をもとに、初期対応に役立つ情報をまとめています。
対象:医療機関(特に小児科、内科、救急、薬剤部)、かかりつけ薬局など
項目:医薬品49項目、自然毒20項目(予定)
内容:概要、初期対応のための確認事項、初期対応のポイント、解説(製品・物質について、事故の発生状況、毒性、中毒の発現機序、体内動態、症状、対応、治療上の注意点)
◆第3巻 農薬・工業用品(TICs)編/化学剤編 既刊(2020年6月発刊)
農薬や工業用品、また化学剤による災害は、頻度は高くないものの生命にかかわる可能性があります。自らの身を守りつつ状況を客観的に把握し、起こり得る危険を想定したうえで的確に判断して対応するための情報をまとめています。
対象:医療機関(特に救急)、消防や警察などの関係者、現場対応者など
●「農薬・工業用品(TICs)編」
項目:農薬14項目、工業用品16項目、有毒な産業化学物質(TICs)対応のためにおさえておきたい情報、こういう産業(業種)でこんな化学物質が使われる・発生する
内容:概要、初期対応のための確認事項、初期対応のポイント、解説(物質・製品について、事故の発生状況、毒性、中毒の発現機序、体内動態、症状、対応、治療上の注意点、現場における二次災害の防止対策)
●「化学剤編」
項目:化学兵器データベース25項目、総論、神経剤・びらん剤対応マニュアル、新しい化学剤
内容:概要、背景、物性、毒性・中毒作用機序・体内動態、中毒症状、治療
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